2013年4月29日月曜日

飲食セーフティーネットワークの登録店舗になりました。

昨年よりこのブログでもご紹介してきました、飲食セーフティーネットワーク
カフェ土瑠茶も対策を整え、この4月より登録店舗になりました。

現在、北海道から九州まで、全国にわたる範囲で登録店舗が増えています。
安心して外食ができること、そして、食と生きることを見つめるネットワークが広がっています。

飲食セーフティーネットワーク 土瑠茶登録店舗紹介ページはこちら→URL

 

2013年4月11日木曜日

土瑠茶 peaceなアイスクリーム 新登場!

土瑠茶が自信をもって提供するデザートがまたひとつ完成しました!

【土瑠茶 Peaceなアイスクリーム】

オルターより仕入れた検査済みの安全で美味なアイスクリームに、
ドイツ産全粒粉、北海道産の小麦粉とバターで作った自家製クッキー、
そこに、宮崎より取り寄せた無農薬のスペアミントをトッピング!
もちろん、スペアミントは食べられます♪

原材料がちょっと高いため、お値段も少しはっています…ごめんなさい^-^;a
単品¥500

数に限りがございます。
品切れの場合は、ご了承ください。

 

2013年3月12日火曜日

土瑠茶の食材、放射能測定検査結果


ご報告が遅れてしまいましたが、2月中旬に土瑠茶で使用している食材の放射能測定検査をさいたまラボさんで測っていただきました。

今回の検体は、キッシュやスコーン、チーズケーキで使用している北海道産の小麦粉と、チーズトーストやキッシュにつけている群馬県榛名湖産の小麦で作られた天然酵母のパン。

いずれも、痕跡なしの不検出でした。
つまりは、0ベクレルです。

写真は小麦粉の測定結果ですが、店内に検査結果をまとめたファイルを作ってありますので、興味ある方はスタッフに閲覧希望をお伝えください。


<食材の仕入れ先を“安全な食べ物、オルター”さんに変えました>
検出限界値が1Bqを徹底している、オルターさんから食材を仕入れています。
野菜は北海道・西日本・九州・四国を中心したした産地、
生クリーム、牛乳、ナチュラルチーズは北海道の四つ葉乳業、
卵は西日本産地で遺伝子組み換え飼料対策済みのもの。
これ以外の食材で、放射能物質の汚染が疑われるものについては、半年に1回、さいたまラボさんで食材の測定を行っていきます。
測定結果は、その都度、ホームページやFacebook、twitterで公開していきます。




祝島のひじき

先日、お休みをいただいきました4~6日。
実は、家族みんなで山口県の祝島へ行ってまいりました。


祝島はご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、原発建設反対を30年近くしているところです。
祝島の詳細はこちらをご覧ください→ http://www.iwaishima.jp/

祝島は、ほとんどといっても過言でないレベルで自給自足をしている地域で、私たちが訪れたときはひじきの採取が一番さかんな時期!島民の方々は朝から夜までひじき採りに追われていました。

祝島は、周囲12キロの小さなハート型をした島。
島民は全部で500人程度とのこと。

島には、コンビニもスーパーも自動販売機もありません。
商店はあるものの、肉屋さんも魚屋さんもありません。
小さいお店でちょこっとベーコンやウィンナーを見かける程度。
お豆腐やあぶらあげ、こんにゃく、お野菜、調味料や菓子類といった様子でした。
お魚が食べたいときは、前日に漁師さんにお願いしておくと、釣ったばかりの魚を届けてくれるとのこと。
よって、島民の方々のお食事はほぼ野菜のみ!
私たちも、素泊まりの民宿に泊まり、3日間、野菜を中心とした食事を作り、島民の方々とお話をしたり、学びの深い時間を過ごしました。


さて、そんな祝島特産のひじき。
ミネラルも豊富、カルシウムも豊富、こういう時代にこそ必要な食材です。
あんまりにもおいしかったので、祝島応援企画ということで土瑠茶でも販売することにいたしました。1袋650円です。

ひじきのおすすめレシピですが、牛肉と野菜と一緒に炒めるも良し、きゅうりとひじきの塩麹和えのサラダにしても良し、納豆に入れても良し!食べ方はいろいろです♪

土瑠茶では、これからも祝島の原発建設反対運動を応援したく、祝島の特産品を販売していきます。ご関心ある方、ぜひ「食べて応援!」しましょう!



 

2013年2月14日木曜日

深煎りの土瑠茶ブレンド


土瑠茶ブレンドは、深煎り豆をじっくりネルドリップで淹れているコーヒーです。
ヨーロピアンテイストがお好みの方、ぜひお楽しみください。
ちなみに、ミルクはポーションを使わず、添加物なし100%の生クリームをお出ししております。

2013年2月10日日曜日

風評被害の解決策

産地を吟味していると話すと、「風評被害に加担をしているのではないか」ということを
聞かれたりします。
ここ最近の放射性物質の検出情報を見ていると、東北や関東近郊産地の食材で最近でも
検出されているのは魚・野生肉・キノコ類を主軸に、かんきつ類などで、たまに葉物野菜系が時々ある程度。そのほかはほとんどが不検出という情報です。

この結果を受けて、「なので放射能汚染は大丈夫」と理解していいのかというと、
さてはてどうなのでしょうか??

「不検出」という結果を、正しい日本語で書くとすれば、
β・γ線核種においては不検出という結果」
そういう認識が正しいのではないでしょうか?

原発事故で放出された放射線核種は200種類以上。
そのうち、ヨウ素・セシウム2種類、計3種類のみを計測しているのが現状です。
また、α線核種の付着状況は計測していないので状況把握されていないのです。

α線はストロンチウムなどを含む核種の放射線。
計測するには専門機関でないと無理とのこと。

「ストロンチウムは飛距離が短いからここまでは飛んでこない。大丈夫」
事故当初、こういう意見をよく聞きましたが、
福島第1原発から20キロ離れている飯館村、そして群馬県の川場村、
また、横浜(江戸川区もあったかしら?)でもストロンチウムは検出されています。

さまざま調べていくと、インターネット上では、
「重くてストロンチウムは飛ばないといわれていたが、どうやら塵などにくっついて、
風に乗ってやってきて、雨と一緒に降下するらしいね」
という意見。
関東近郊で計測されたのも、そういう由来なのかも知れません。

内部被曝は、β線とα線が一番恐ろしいといわれています。
β線は被曝検査で感知することができても、α線はγ線を出さないため、
被曝検査では検出することができないとも言われています。
また、α線は数ある放射線の中で、飛距離はとても短いが、
放射線を放出するエネルギーが一番強い核種であるのです。

そんなα線の食品汚染検査がされていないのが、いまの日本の放射能汚染検査の実情です。

それって、「検査しているから食べても大丈夫ですよ」と言えないのではないでしょうか?

「風評被害を何とかしたい」
この思いは、飲食業に携わっている者のひとりとして、本当に何とかしてもらいたいと切実に願っています。

それでは、風評被害をどうしたらなくせるのか。
いろいろ考えましたが、結論はただひとつ。

それは「α線の汚染計測」を実施し、そのデータを公表すること。
それ以外に方策はないと思う私です。

ほんとう、早く実施してくれないかしら…。


(ま)

※文中、間違った情報記載や表記がありましたら、ごめんなさい。
調べてはいるものの、専門分野すぎて難しすぎる部分もあるため、
解釈できないところも多々あります。
要はα線を調べてほしいなという意見表明、ということでご理解いただけたらうれしいです。笑。



 

2013年2月9日土曜日

ほんと、いつからなのでしょうか?


今日は、お話するお客様それぞれと、
「いまの政治どうなのよ」という話題になった一日でした。

大気汚染、中国との領土問題、原発事故、震災による環境破壊など、
考えてみたら普通に日常生活を送ろうにも、気を付けたほうが良いことがいっぱいの
世の中を生きているのよねぇと、コーヒー片手にしみじみと会話。

これまでの景色と変わらない風景の日常ですが、
未知数の危険要素に満ち溢れているというのがこの現代。

「気にしなければよいのか、はたまた、気にしていかなければ健康を害するのか」

どちらなのでしょうねぇと。

結論は、きっと人それぞれなのでしょう。

でも、それでも私は思うのです。

あんな地震が起き、そして、北半球を汚染し続ける原発事故が起きてしまったいま、
私たちいまを生きる日本人はこの事態を、気にして、意識する責任があると思うのです。

「なぜ、こんなことが起きてしまったのか」
「起きてしまったことを、どうしたら解決できるのか」
「衣食住を脅かす放射性物質の脅威と、どう暮らしていくのか」

責任をとるということは、人事が変わることではありません。
責任をとるということは、枠組みを変えることではありません。

考えて、考えて、考えて、結論を出して、
そして、その結論に基づき、解決策を政策や制度に仕立て上げ、
それを実行し、二度と同じ過ちを繰り返さない社会を創ることではないでしょうか。

もうすぐ、震災と原発事故から2年が経ちます。

日本はもはや、世界にとって「核の自爆的脅威」となってしまったといっても
過言ではないと私はとらえています。。

いま、日本はどうなのでしょう?
自国を一発で吹き飛ばすほどの脅威を抱えているにもかかわらず、
その解決へ向けて最終的な結論を出せていないほか、
原発事故で土地を追われた国民の救済すらも優先政策のトップに挙げず、
とりあえず賠償金支払いを東電に任せて、東電には税金を投入。
そして、当の政治はというと、余震の続く日本の中心部・霞が関で
のらりくらりと景気対策を軸に、かねてからの野望でもある憲法改憲、
消費税増税に力を入れています。

この姿勢は、要は、
「福島の問題は、全国民からすればマイノリティー(少数派)だから、
国全体(多数派)のことを優先すべき」ということなのでしょうね。


考えて、考えて、考えて、熟慮の上で結論を出したいと、安部さんは先日
会見で話したそうですが、2年が経過しようとする今も、日本政府や原子力規制庁などの
コメントからは、「安全に尽くした上で政府が責任を取る」という、言葉しか聞こえてきません。

今朝のラジオニュースで、先日の衆議院選挙で当選した国会議員さんが、
「中国からの大気汚染到達の問題で、各自治体できちんと状況を把握し、
国民の健康への影響など調べるべき」
と発言したとか、そんな内容を聞きました。

中国の大気汚染は深刻に考え、自国の放射能汚染は見えない、聞こえない、
そんな政治家さんもいるのがいまの日本です。

いまの政治、どうなのよ?
そして、いまを生きる私たち、どうなのよ?

私たち日本人は、これから先、どうなっていくのでしょう。

「ほんと、いつからこんな国になっちゃったのかしらね?」

今日、おしゃべりをしたお客様の言葉。
なんだかとても印象に残っています。


(ま)